新築マンションを購入したばかりの頃は、すべてが新しくて美しいインテリア。
最初のうちはいいけれど、3年、5年、10年と年を重ねるにつれて、どうしても汚れや傷みが出てきます。
なかでもキッチンは使用頻度が高く、食品を扱うので特に清潔に保ちたい場所。今回は「キッチンのお手入れ」を紹介します。
シンクは水を最も使うので、水垢汚れがつきやすい場所。
食後の食器洗いのついでに、台所用中性洗剤をつけたスポンジで磨き、洗い流します。仕上げにから拭きしておけば、水垢やカビを防止できます。汁を絞ったレモンの皮で、ステンレスの表面を磨けば、ピカピカの光沢が出て、くもり止めの効果にもなります。
またキャビネットをきれいに保つコツは、物を詰め込み過ぎないこと。物をずらして、ラクに掃除するために、70%くらいの収納を心がけましょう。
また、湿気がこもりやすい場所でもあるので、定期的に扉を開けて、通気性をよくしておけば、カビやニオイを抑えることができるでしょう。
コンロのまわりの油汚れについても、調理後の温かいうちに拭き取ることを心がけましょう。
油汚れは時間が経つほどに固まって、拭き取りにくくなります。調理中にこぼれた食材をそのままにしておくと、調理のたびに焼き付いて、後の掃除が手間になります。
調理後にお湯をしぼった布で拭き、水気をしっかり拭き取ってください。
レンジフードは、キッチン全体の印象を左右します。
フード全体をぬるま湯を軽く絞った布で拭き取ればよいのですが、汚れがひどい場合は台所用中性洗剤をスプレーしたティッシュペーパーをはり、30分後にティッシュペーパーごと拭き取れば汚れが落ちます。
上で述べたように、水分や油をその日のうちに拭き取ってしまうことが、キッチンをいつもきれいにしておく基本です。
さらにいくつかポイントを上げてみます。
キッチンに物が溢れていると、うまく掃除ができず、疎かになってしまいがち。カウンターの上にもキャビネットの中も必要最低限に抑えることが、きれいに保つ第一歩です。
しつこい汚れがついてしまったときは、キッチンの材質によって、適切な洗剤を心がけ、むやみにゴシゴシやらないこと。
ぬるま湯につけて汚れをゆるめてから磨くなど、物を傷めない工夫が大切です。
掃除が負担にならないよう、「毎日少しずつ」を目指してみてください。