近年、夏の気温がだいぶ高く、そして暑い日が長く続くようになったと思いませんか?
クールビズは定着してきましたが、それでも、うだるような蒸し暑さだと、ついついエアコンをかけたくなる…。エコや身体のことを考えれば、エアコンや扇風機をガンガンかけるのは避けたいもの。
毎日過ごしている部屋のインテリアやコーディネートを見直して、部屋に涼を取り入れてはいかがでしょうか。
湿気を含んだ暑さをやわらげるには、風を上手にとりこむと効果的です。
そのためには、背の高いスタンドなどを避け、ラグや円座などを利用して床に座るようなロースタイルを意識しましょう。
基本的に、冷たい空気は下の方に集まるからです。
また、吸湿作用や通気性の高いイグサやアシ、竹などを使ったすだれなどは、遮光と風通しを両立させた優れモノ。直射日光が当たる部屋に比べて、室温が数度ダウンします。見た目にも涼しい雰囲気が、気持ちをさわやかにしてくれるでしょう。
ラグ、カーテンなど部屋のイメージを決定するようなファブリック類の色は、季節によって変えるのがオススメです。
夏には、寒色系を意識したコーディネートで涼しさを演出して。
例えば、海をイメージさせる明るいブルーやホワイト、アクセントとしてひまわりをイメージさせるイエローなどを取り入れてもいいでしょう。基本的には、同じトーンでまとめるのがコツ。見た目の涼感がぐっと高まります。
柄を取り入れたいなら、無地と組み合わせてうるさくならない工夫を。
インテリア小物の質感や音でも、涼を得られる方法があります。
例えば、代表的なのが夏の風物詩でもある風鈴。ガラス製や鉄製など、材質によって涼やかな音色もさまざま。風の動きが、澄んだ響きをひきだすしかけは、昔から変わらない涼の取り方です。
また、ファブリック類に麻の布を使ったり、ラグの素材をイグサや竹など和風素材に替えれば、熱がこもりません。ベッド周りに麻の素材を利用すれば、夜の寝苦しさも緩和されます。
食器類や、ちょっとした小物をインテリアに取り入れるなら、ガラスにこだわるのもひとつの手。ひんやりとした素材感と透明度が、気分をクールにしてくれます。