隅田川沿いに発展してきた墨田区東向島。向島百花園や隅田川花火大会など江戸の風情を今に伝える人気スポットがあることでも有名です。
東武伊勢崎線「東向島」駅は、東京メトロ半蔵門線に乗り入れているので都心への交通の便もよく、便利な東向島駅前商店会で日常の買い物もOK!隅田川の水面に癒される、庶民的で住みやすい街と言えましょう。最近は、2011年に完成予定の“東京スカイツリー”のお膝元としてさらなる発展が期待されています。
東向島の駅を降りて、線路沿いに歩くと懐かしい車両がドーン!とお出迎えしてくれる「東武博物館」。東武鉄道の歴史やSL、バスや電車の運転シミュレーションが体験できます。高架下ならではの見所は、ホーム下にある窓から眺める(覗く?)電車の走行。ナカナカの迫力です。入場料は200円ぽっきり!鉄道マニアでなくとも結構楽しめます。
墨堤通りには「セイコー時計資料館」(要・事前予約)があり、さらに東向島駅から南へ5分程の「すみだ生涯学習センター」にはプラネタリウム「ユートリヤ・ガーデン」(一般公開は土・日・祝・休日)があります。
今夏からはドーム内に東京スカイツリーが早くも登場し、一足先に東京スカイツリーのある夜景が楽しめるとか。墨田区の東京スカイツリーにかける期待がうかがえます。
東向島の駅から西へ歩くこと8分。国の名勝・史跡にも指定される「向島百花園」が見えてきます。約200年ほど前、文化・文政期に骨董商の佐原鞠塢が開いた草花鑑賞の花園が始まりで、後に東京都に寄贈され一般公開されています。入園料は一般150円。安い!
花園といっても“純和風”なだけに渋さ満点!これこそ江戸町人が愛した粋な美しさなのでしょう。
園内には「路地琴」という壺があり、水琴窟の涼やかな美しい音色を聴くことができます。
ちなみに「路地琴」は墨田区内にいくつか設置されており、地蔵坂通りでも見かけました。ぜひ探してみてください。
※情報は2008年8月時のものです。