大手町から東京メトロ半蔵門線直通、東武伊勢崎線「曳舟」駅まで15分。
意外なまでに都心から近い曳舟は墨田区の北部、話題の東京スカイツリーのおとなりに位置します。
街を歩けばあらゆる所からスカイツリーがニョキっと顔を出し、なんとなくツリーに見守られている気がするようなしないような。
現在、曳舟駅周辺の再開発事業が進行中で、大型商業施設のオープンや街並みの整備など下町らしさを残しつつより快適で暮らしやすい街へと変身中です。
東武伊勢崎線「曳舟」駅を降り、曳舟川通りを渡った先にある再開発エリアでは、イトーヨーカドーをはじめ商業施設が充実しています。オシャレな飲食店やクリニックなどもあり、利便性は極めて高いと言えましょう。
再開発エリアとともに、昔ながらの商店街も健在です。
曳舟駅から約7分ほどにある「キラキラ橘商店街」は、ラーメンを出すケーキ店やコッペパンしか売っていないパン屋さんなど個性的な商店の数々が軒を連ねるユニークな商店街として有名です。
ちなみに“曳舟”という地名は現在使われておらず、江戸時代に元荒川から引かれた「本所上水」がのちに農産物や旅人を乗せた船が行き交う「曳舟川」となり、さらにこの川が暗渠化されたのが「曳舟川通り」…といったように道路や駅名などにその名を留めています。
駅から北へ徒歩5分ほど入り組んだ住宅街を歩いていると、唐突に現れる近未来的な建物が「すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)」。
墨田区民生涯学習の拠点だそうで、施設の目玉はプラネタリウム「スターガーデン」。平日・土曜午前は団体専用ですが、土曜午後・日祝日は一般向けの上映も行われています。プログラムは子供向け・一般向けの2種類があり、月に一度は無料上映も行われています。墨田区民以外の方でも利用可なので、興味のある方はぜひ!
ユートリヤでは他にもパソコンコーナーや、映画や音楽ソフトが鑑賞できる視聴覚コーナーが設けられています。特に視聴覚コーナーは無声映画やジャズ・クラシック系のソフトが不思議なほど揃っていました。こちらも興味のある方はぜひ…。
※情報は2011年10月時のものです。