日蓮聖人終焉の地であり、日蓮宗の四大本山のひとつである池上本門寺。 池上はその門前町として長い歴を持つ街です。
東急池上線は大正時代に池上本門寺の参拝客用に造られた路線で、池上駅は沿線の中心的存在です。駅周辺の商店街も賑わっており、スーパーや飲食店、医療施設なども充実しています。
品川や東京、横浜など主要駅が30分圏内と交通アクセスは申し分ナシ!東京ローカルな魅力あふれる池上を歩いてみました。
東急池上線のメインステーション(←推測)、池上駅に降り立つと…おっ懐かしい~、駅構内に踏切
があるじゃないですか!今や都内では珍しい存在となった構内踏切。東急沿線でも残るのはココ池上駅だけとか。
寺町として発展した池上には駅周辺に商店街がいくつか集まっています。病院やレンタルショップもあり生活利便性はバッチリ。駅から本門寺への道すがらには、池上名物のくず餅屋さんも何軒か軒を連ねています。美味しそうな誘惑(?)をひとまず我慢し、いざ池上本門寺へ。
駅から5〜6分ほど歩いた場所にある池上本門寺。
加藤清正公が寄進したものと言われる96段の階段「此経難持坂(しきょうなんじざか)」を登ると、広い境内に立派な大堂や1604年建立の五重塔など壮麗な歴史的建造物の数々を見ることができます。緑も多く散策コースとしても素晴らしいです。
また本門寺の墓地は、かの力道山が眠っていることでも有名。力道山の墓所は本門寺の人気スポットらしく、墓地のあちこちに案内板が見られます。立派なお墓に銅像まで建っており、記念撮影するファンの姿がありました。さすが昭和のスーパースター!人気は今も健在のようです。
本門寺の最大行事は「御会式」。日蓮聖人の亡くなった10月13日にちなみ、前後3日間にわたり法要が行われます。その盛大さは関東一とも言われ、深夜まで多くの参拝客で賑わうとか。
※情報は2007年7月時のものです。