開港以来、様々な文化を取り入れ発展してきた関内。
日本で最初にガス灯が灯った街でもあります。明治5年に馬車道を中心に初めて灯され、その明るさに当時の人々は「文明開化の色だ!」と感嘆したそうです。今も県立博物館前の馬車道通りを、ガス灯の温かみある優しい光が照らします。
交通はJR根岸線・横浜市営地下鉄に加え、2004年にみなとみらい線(「日本大通」駅)が開通し、アクセスも格段に向上しました。
また、神奈川県庁や横浜市役所の最寄駅であり、中華街やイセザキモールなど、繁華街も徒歩圏に位置するこのエリアこそが、“港町ヨコハマ”なのです。
この街では、文化財級の歴史的建築をアチコチに見ることができます。
その代表的なものに「キング」・「クィーン」・「ジャック」と呼ばれる3つの建物があることをご存知でしょうか?
「キング」は神奈川県庁、「クィーン」は横浜税関、「ジャック」が横浜市開港記念館の愛称です。いずれも立派な塔を持つ建物で、特に“キング”神奈川県庁の貫禄は人々絵心をくすぐるのか、県庁前にはスケッチする人の姿を見かけました。
関内駅から西へ少し歩いたイセザキモールもまた、横浜の歴史を物語るショッピングゾーン。映画館やデパートのちょっとレトロな雰囲気に歴史を感じます。
関内駅を出てすぐの場所にある「横浜公園」。官庁街でもある関内のオアシス的な存在です。開園は明治9年。横浜では山手公園についで2番目に古い歴史を持つ公園で、春に咲く16万球のチューリップは見ものです。
また、公園内には横浜ベイスターズの本拠地である「横浜スタジアム」があります。すり鉢状の建物や三角形の照明灯など、建物自体もとてもユニーク。これほどまでに駅近・官庁街のど真ん中という球場は珍しいのではないでしょうか。潮風を感じながらの野球観戦は、ヨコハマならではの気持ちよさが満喫できます。
街を散策した後、夕暮れ時からは横浜スタジアムでナイター…なんて散歩コースもいいかもしれませんね。
※情報は2007年2月時のものです。