「向島」という地名は、かつて近くにあった徳川将軍家の休憩施設から見て“川の向こうの場所”であったことから名付けられたそう。隅田川を臨む趣深さからか、正岡子規や幸田露伴、森鴎外といった多くの文人が居を構えていました。
隅田川・押上駅・曳舟駅に挟まれた向島には、観光名所ならではの賑やかさと、風情ある下町風景との二面性を楽しめる魅力があります。
生活利便施設や商業施設等の充実度はもちろん、交通面においても申し分なく、都営浅草線や東京メトロ半蔵門線、東武スカイツリーラインなど計5路線が利用可能!他路線との直通運転により、神奈川県や埼玉県、千葉県、さらには群馬県や栃木県の方へも快適にアクセスでき、生活拠点としてピッタリな街です。
春は桜、夏は花火の名所としてよく知られている隅田川ですが、ここで主張したいのが、季節を問わず訪れる価値のある場所であるということ!
両岸の遊歩道はここ数年で「隅田川テラス」として整備され、休日にはランニングやウォーキングのコースとして多くの人で賑わいます。ボランティアの方々によって手入れされている植栽も癒しの光景に。
また隅田川には何本もの橋が架かっていますが、どれも個性豊か。赤色に水色、黄緑色などそれぞれカラフルに塗装されていたり、欄干に透かし彫りが施されていたり…。隅田川テラスをのんびり歩きながらの橋鑑賞もなかなかオツですよ。
レトロな雰囲気がひときわ光る「鳩の街通り商店街」。
ここは東京大空襲の被害を逃れた数少ない場所であり、自動車1台通るのがやっとなほどの道幅や建物の造りなど、戦前の街並みを感じさせるところが残されています。
長く住民を支え続けてきた商店が建ち並ぶ中に、古民家カフェやおしゃれな自転車用品専門店など今ドキなショップも顔をのぞかせています。
平和の象徴である“鳩”の名がよく似合うゆっくりとした時間が流れていながらも、『新しいものを取り入れよう!』という熱意が感じられるこの場所。間違いなく向島を代表するスポットであると言えるでしょう。
※情報は2018年7月時のものです。
エリア物件:デュオステージ京成曳舟