青梅街道と中野通りの交差する「新中野」は、交通の要衝として江戸時代から賑わったエリアです。東京メトロ丸ノ内線で新宿まで直通6分と、都心へのアクセスは言うことなし!
「新中野」駅周辺にコレといった大型商業施設はありませんが、商店街が充実しており、深夜まで営業しているスーパーや薬局、飲食店も数多く軒を連ねます。
また「中野」駅にも歩ける距離なので、区役所や中野駅周辺の商業施設も十分に生活圏内です。
都会の喧騒からほどよく距離があり、イイ意味でのんびりとした生活感が溢れている新中野界隈は、一人暮らしの学生さんや社会人の“住みたい街”として人気です。
東京メトロ丸の内線「新中野」駅出口を出ると、すぐに交差点「鍋屋横丁」があります。さて、この「鍋屋横丁」とはなんでしょうか?
江戸時代、この近辺は妙法寺の参道として栄えており、青梅街道から妙法寺へ左折する角(現在の三菱東京UFJ銀行あたり)に「なべや」という茶店があったことから、そう呼ばれるようになったそうです。さらに調べてみると、青物横丁、アメヤ横丁と並び、都内3大横丁のひとつにも称されているとか。豆知識。
現在、鍋屋横丁は商店街として栄えており、アーケードにはかわいらしい赤い提灯が並び、なんとも昭和な雰囲気です。
毎年8月初旬に開催される「なべよこ夏まつり」は、阿波踊りや沖縄エイサーでかなりの盛り上がりを見せるそうな。阿波踊り好きのアナタ、要チェックです。
青梅街道沿いを西へ進み、「蚕糸の森公園」を目指します。
蚕糸の森公園は、明治期から昭和55年まで蚕糸の試験場があった場所で、移転後に跡地が公園化されました。試験場の名残として、現在もレンガ造りの守衛所と門柱が残されています。クラシカルな雰囲気のある建物でステキです。
門を入ると、ゆうに30mはある大きな滝の広場が!すごい!この公園、大滝の他にも子どもたちが水遊びができる“せせらぎ”や、立派な鯉が悠然と泳ぐ池など、水辺の施設がかなり整っています。園内には小高い丘になっている芝生もあり、思いっきり遊ぶ子どもたちや、ヴァイオリンの練習をする人、気持ちよく日光浴をするおじいさん、まだ11時前なのに早くもお弁当を広げるマダムたち…などなど、老若男女が思い思いに楽しんでいました。
※情報は2009年3月時のものです。